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WANdiscoは、Subversionプロジェクトを支援すると同時に、Subversionをエンタープライズ・レベルで使用するためのサポートサービスや、Subversionをより高度に使うためのソフトウェアを提供しています。Subversionは非常に優れたソフトウェアですが、企業で使うためには、万一に備えてのサポート・サービスや、可用性レベルの確保、アクセス権の制御、分散開発におけるリポジトリの同期などが必要になってきます。WANdiscoは、Subversionに関するこれらの課題を解決するためのソリューションを提供しています。
また、Subversionとよく一緒に使用される課題管理ツールとしては定番のJIRAについても、可用性の向上を確保するソフトをリリースしています。
ここで、Subversionを企業で使う場合に想定されるトピックについて考えてみることにします。

エンタープライズ向けSubversionサポートサービス
Subversionは優れたソフトウェアですが、オープンソース・ソフトウェアであり、その利用上の問題点は自己解決することが基本です。小規模なプロジェクトで利用しているようなケースでは特に問題となることもないと思われますが、重要なデータを格納したり、多人数で使用するケースでは、利用に不安が出てきます。
WANdiscoは、Subversionコミュニティを通じてSubversion自体の開発を支援しています。また、企業でのSubversion利用を想定した、最新の安定版に動作検証を行って信頼性を高めたエンタープライズSubversionバイナリを提供、またエンタープライズ向けのSubversionサポートサービスを提供しており、これらを通じてお客様により安心してSubversionを活用していただくためのお手伝いをしております。
クラスタリングによるパフォーマンス向上と可用性向上
Subversionは優れたソフトウェアですが、数百人規模以上で使用するような場合にはパフォーマンスや可用性の観点で注意が必要になってきます。同時にアクセスする開発者が多い場合には性能限界を超えてしまう恐れがある他、停止した場合の影響が非常に大きいからです。
WANdiscoでは、クラスタリングソフトウェアを提供しています。クラスタリングを行うことで、svnのリクエストを分散させ(checkoutなどRead系処理を分散)て各ノードの負荷を下げると同時に、万一障害が発生しても残ったノードで運転を継続できる高い可用性を提供します。更に、障害ノードが復旧した場合に自動で同期を取り直す機構を搭載しており、運用負担を軽減します。
アクセス・コントロールによるセキュリティ確保
企業での開発を想定した場合、リポジトリの「アクセス権」が適切に管理されていなければ、開発したソースコードのセキュリティが確保されません。Subversionでもアクセス権を制御するメカニズムを搭載しておりますが、テキストの設定ファイルを加工するような形であり運用性が高くありません。
WANdiscoは、独自のアクセス・コントロール・メカニズムを実装。GUIベースの管理画面を用意しており、運用管理者の負担が少ない上、より詳細なアクセス管理を行います。設定権限より柔軟で、正規表現によって 名称や名前でアクセス権を設定でき、また、要求元のIPアドレスなどもチェックしてアクセスを制御します。また、詳細なアクセスログを残しているので、事後の チェックも可能です。
権限の設定は、複数のSubversionを使用する場合も全てのレプリカ(各拠点のリポジトリ)で同じになるよう、同期が取られます。
オフショア・オンショアの分散開発でのコスト・工数削減
Subversionを、例えば、北京と東京、というような分散された環境で利用する場合、「分散しているリポジトリの同期」が課題となります。Subversionも遠隔地からアクセスできるようリモート接続の仕組みを持っていますが、元々セントラル・リポジトリにアクセスする設計のため、拠点分散でリポジトリを拠点毎において開発する場合に、制約が出てきます。
- 分散開発環境、特にオフショアにおいてはネットワークが低速かつ不安定であり、セントラル・リポジトリを運用することが非現実的。
- 一方で、リポジトリを分散させると「リポジトリ統合」工数が付加されます。これは単なる統合ではなく、開発者に手戻り作業を要求します。一旦完了 した修正や追加作業が統合によって無効化され、再度やり直しになるケースが頻発し、開発生産性を低下させます。
この問題は分散開発拠点間の連携が密であれば密であるほど顕著になり、疎であれば影響が小さくなります。
WANdiscoはこの問題をActive-Active型リアル・タイム・レプリケーション・テクノロジーを使って技術的に解決することで、分散開発に 伴う冗長な工数を削減し、コストを低下させます。Subversionのリポジトリをリアルタイムで同期する「レプリカ」とすることで、拠点を意識しなくてもよくなるのです。従来は「バッチで同期させる」冗長工数のために困難であった「分散拠点を意識せず、各拠点のメンバーが一つのチームとして開発」することが可能になります。
また、ネットワークの一時的な障害があったような場合、WANdisco自動的に縮退運転モードに入ります。優先権のあるノード群ではそのまま開発が継続され、優先権のない方のノード群はリード・オンリーに切り替わります。そしてネットワークが回復した際には自動的に復旧します(セルフ・ヒーリング機構)。これにより、管理コストやメンテナンス工数が大きく削減されるのです。
トレーニングコスト、運用コストの低下
企業でSCM(ソースコード管理システム)を検討する場合、コストは重要なファクターです。Subversionは元来オープンソース製品なのでコストが低いのは当然ですが、トレーニングや運用のコストも含めて考慮する必要があります。 WANdiscoの場合、運用コストやトレーニングコストが「最小」である点が特徴です。WANdiscoのSubversion関連製品はSubversionのサーバとクライアントの間に入って機能を提供しますが、エンドユーザからは見えません。あくまでもSubversionを使っている感覚です。これは「トレーニングコストが不要」である事を意味します。全社のソースコード管理を高価な製品に置き換える必要がありません。 管理者にとっても従来のSubversion管理の知識がそのまま使えますから、運用コストも低く抑えることができます。
更に、WANdiscoの製品はベンダーロックインがありません。ユーザが使っているのはあくまでもSubversionです。万一会社の方針が変わって分散拠点を統合してレプリケーションが不要になった、アクセス権制御が不要になった、などWANdisco製品が不要となるシチュエーションになった場合でも、ネットワーク層から WANdiscoを取り除けば、そのままSubvesrionとしての環境に戻せます。
このように、エンタープライズレベルの開発を強力にサポートしつつ、柔軟に適用できる。これがWANdiscoの特長です。
